実家で暮している方、また、自分で家族を持ち、親とは離れて暮している方などもいるでしょう。
自分の生活、そして家族を抱えている場合には、仕事や私生活でも日々、忙しく過ごしている方のほうが多いでしょう。
そのため、親が高齢になり、介護をすることを考えると、今の生活を維持しながら介護をするということは、ちょっと想像したとしてもかなり難しいのが現状です。
介護のことを考えると老人ホームに入れたい
介護のために、仕事を辞めることも考えねばならない可能性などもでてくるため、生活自体がかなり厳しくなってしまうことも想像できます。
自分の世話になった親のため、他人に世話を任せたくない、自分で介護してあげたいという気持ちもとても大切です。
しかし、現実問題、仕事、収入などあらゆる面でかなりの問題がでてきてしまうため、できれば、身内で協力しあい、介護をすることが理想ではあります。
それが難しい場合老人ホームなどに入所させることを考慮することも必要なケースもあるでしょう。むしろ、近年ではその方が一般的かもしれません。
また、老人ホームに入れたいと考えても、老人ホームなども複数あるため、どの老人ホームがいいのか、また、その施設の状態や周囲の環境などいろいろと調べることも大切です。
親を老人ホームに入れたいと考えたときの問題点
もう一つ重要な問題としては、自分の親がしっかりとした判断能力があるかどうかなども問題です。
近年では、高齢者の認知症なども問題になっており、正しい判断能力がない高齢者、また、生活などにも支障が出てしまう状態の高齢者なども増えてきています。
家族としては、施設に入れようと考えても、介護をされる側である親本人が入所を嫌がるケースも存在します。
そのため、親が高齢になったことを考えて、あらかじめ家族でしっかりと話し合いをしており、また、本人の了承などを得ていたとしても、いざ、入所の段階で本人に正常な判断能力がない、また、認知症の状態で、家族で話し合ったこと自体を忘れている可能性もあります。
後々の状況を考慮して、早い段階から、きちんと介護することにおいて、いろいろと相談し、準備してきている家庭であっても、トラブルが生じることもあります。
そんな時には終活ノートも役立ちます。
老人ホームに入れたいという場合には事前準備も大切
老人ホームに入れたい、と思っていても本人が嫌がる…
だからといって、自宅で介護が難しい場合には、本人が安心して入所できるように慣れさせることも大切です。
デイサービスなどを利用してみたり、家族以外の人が世話、介護をしても本人が不安を感じないようにすることで、本人がスムーズに施設に入ってくれる可能性もでてきます。
拒否されたからといって、言葉で説得をするよりも、そのように、本人ができるだけ安心できる状況を作り出すこともまた、大切なことです。
親を老人ホームに入れたいと思った際にやるべきこと
親を老人ホームに入れたい、と思った際にやるべきことをまとめてみました。
1、本人の意思確認
終活ノートなどの活用
2、要介護認定
嫌がる場合、デイサービスなどで徐々に慣れてもらう
3、老人ホームを選ぶ
3-1 条件から入れる老人ホームを探す
3-2 老人ホームを絞り込む
3-3 老人ホームの見学に行く
3-4 老人ホームを決める