超高齢化社会と言われる現代では、たくさんの高齢者が介護や支援、医療を必要としています。
家族が老人ホームに入ることを検討しているという家庭は大変多く、老人ホームを検討している人の多くが、介護度が高い人を介護し続けることが不安だったり、認知症の対応をすることが難しくなってきていたりします。
そういった場合、家庭で一緒に暮らすことが困難だったり、仕事と介護の両立が難しかったりします。
老人ホームを検討している人の多くが、自分さえがんばれば家にいることができるのではないか、介護が大変過ぎて疲れてしまっていることは悪いことなのではないかと思う気持ちがあるようです。
ただし高齢者が安心して暮らすことができ、身の回りのことなどの支援や本人の介護をしてくれるサービスを利用することで自立した生活を送ることが大切で、家族の関係も良好になることが多いので、まずは相談をしてみることが大切です。
認知症でも入れる老人ホームとは?
認知症の人が入れることができる老人ホームは多く、ケア付き高齢者向け住宅など一部で入居を断られるケースもありますが、ほとんどの場合、入居することができます。
施設や事業所によっては、スタッフの体制が整っていなかったりするため、認知症の程度によっては、入居できないという場合もありますが、相談には乗ってくれるところがほとんどなので、まずは相談をしてみることをおすすめします。
相談しても条件によっては入居できないときもあるかもしれませんが、安心して預けることができないことを伝えてくれる施設や事業所は良心的ととらえるとよいでしょう。
認知症で老人ホームに入るにはまず見学からはじめよう
通院している病院のケースワーカーや役所に行くと、施設や事業所の一覧をもらうことができるので、自宅に近いなど通いやすいところから見学を始めることがおすすめです。
見学をしたときに、同時に相談することもできるので、認知症の程度などを正直に話し、対応が可能かどうかを確かめるとよいでしょう。
家族が見学を先にして良さそうなところを見つけたら、本人にも見学や体験入居をしてもらうように進めていくと、本人に合う老人ホームを見つけることができる可能性が高まります。
見学や体験などの機会を有効に活用して、費用のことや福祉制度、介護認定の申請のことなどを相談し、準備を進めていくとスムーズです。
安心して暮らすことができるようになると、介護する側も、される側も気持ちに余裕が出てくるので、関係を良好に保つことができたり、優しくなれたりする人が多いので、安心して相談から始めてみましょう。