だれでも年齢を重ねれば、物忘れがはげしくなっていったり、いままでできていたことができなくなることはありますが、それが認知症かどうかを判断するのは素人にはなかなか難しいものです。
とくに自分の親が忘れっぽいなどは、いつのもことだと思いがちですが、専門家にみせるとあきらかに認知症だということもあります。
認知症に気付く前に老人ホームの見学を!
実は私の母が認知症と気がつくまでは変だなと思ってから1年たっていました。
物忘れもあったのですが、ある日、お金がないと言い出したのです。通帳に入っているはずのお金がなくなったからと私を責め立てていて、どんなに説明しても逆上してしまったので、専門家に相談するとそれも認知症の症状の一つといわれました。
それからは、坂道をころがるように症状は悪くなり、ついに夜徘徊をするようになってしまいました。
はじめは、家のそばにいたのですが、だんだんと遠くまで行くようになってしまって、ある日、パトカーに保護されるようになり、そこで初めて老人ホームにいれる決断をしました。
老人ホームといってもさまざま…見学して施設の特徴を聞いてみよう
もともと要支援をうけていたので、新に認定をうけいくつかの候補の中から老人ホームを見学にいきました。
一口に老人ホームといってもいろいろです。まったく寝たきりの人しかいないところもあれば、みんなで絵をかいたり歌を歌えるところや、運動機能を少しでも高めようとしているところもあります。
母親は体は比較的元気なので、みんなとわいわいできそうなところにきめました。
老人ホームというと、みんなで絵をかいたり歌を歌うというイメージでしたが、中には孤独になってしまうところもあるので、まずは見学をして、自分の親に合うかどうか子供世代がみてから判断したほうがいいと思いました。
費用の問題
さらには、費用も掛かりますので、いくつかをみてよく比較検討してから決断をしたほうがいいと思います。
我が家が入れたところは費用がかなり掛かるので、一度入れてみてからもう少し安くて同じような施設があったらそこも見学にいこうかと思っています。
母のホーム見学を機に、自分の将来について真剣に考えてしまいました。認知症もなりたくてなっている人はいませんが、実際に認知症になるということは、大切な思い出も忘れてしまうことなのだと思います。
老人ホームに入った母はどんどん私のことも忘れてしまっているようですが、たまに思い出してくれたりします。
今度どうなっていくかわかりませんが、なるべくホームでの生活が楽しいと思ってほしいと思いますし、私もまめに顔を出していきたいと思います。