実母が要介護認定を受けていて、寝たきりではなく、食事とトイレは自分でできますが一人では生活できない状態です。
脚が弱っているため転んだ時に自力で起きられないため、一人で留守番しててもらうのは危険ということで必ず家族が家にいる状態をキープしなければなりません。
私はそのためにパートを辞めなければならず、ずっと家にいるのは精神的にも厳しくなってきたため、老人ホームへの入居を考えるようになりました。
実母も家族に大変な思いをさせるなら、と施設の入居を快諾してくれました。
老人ホームへの入居には時間がかかる?
でも、いざケアマネージャーと相談してみると、すぐには入れないことがわかりました。
経済的に余裕があるわけではないので、できるだけ費用がかからない施設ということで特別養護老人ホームを考えていましたが、私たちの住む地域では膨大な数の待機がある状態です。
割と大きな施設が大きいのですが、それでも百人近い待機がどこもいるということで、5年先か10年先か、実母が生きているうちに入れる保証はないと言われてしまいました。
特別養護老人ホームは要介護度の高い人しか入所できないのですが、特に入居期間に定めはないので一度入ると亡くなるまでそこで過ごすという人が多いのでなかなか空きが出ないようで、うちのような都市部の人口密集地域では特に待機が多くて問題になっているそうです。
特別養護老人ホームへの入居を諦める
そこで、特養の道は諦めました。比較的リーズナブルなグループホームが近くにありますが、実母は認知症ではないのと自力で生活はできないのでNGということで、一般の有料老人ホームで探すことにしました。
我が家のある地域はあちこちに有料老人ホームがあり、広くて綺麗な施設が多いです。
ただ、立派な施設でサービスが良いところは料金もそれなりに高額です。
徒歩圏内には5~6施設あるのですが、その中で最も高額なところは入居一時金に500万円以上かかり、月々も20万円以上とかなり高額ですが、至れりつくせりのサービスが付いていてとても素敵なところでした。
でも、我が家の経済状態ではとても無理なので無難に庶民的な価格のところを探しましたが、こちらは比較的空きがありました。
満床の施設も中にはありますが、特養のようにいつになるかわからないという混み方ではありません。
最後の最後まで2つの施設で迷いましたが、入居一時金がゼロで、家から徒歩圏内、ピカピカにキレイというわけではありませんが清潔感のあるこじんまりとした施設に入ることができました。