わたしの母は、3度目の骨折をして、家での介護が難しくなりました。
そこで、老人ホームに入居を希望したのですが、何年も待たなくてはいけないとわかり、老人ホームは諦め、ヘルパーを頼むことにしました。
ただ、ヘルパーの方を頼むのも、介護保険を利用しても、経済的に限界があり、どうしたらいいのか、途方に暮れていました。
インターネットで、老人ホームを探している時、偶然、高齢者の住まいをサポートするというNPO法人を見つけました。
相談料は無料ということなので、恐る恐る、電話をしてみました。
代表の方は、ご自身も高齢のお母様の介護を経験し、高齢者の住宅について考えるうちに、NPOを立ち上げたという経験をお持ちでした。
サービス付き高齢者住宅がどんな物が、まったく知らなかったので、
具体的に解りやすく教えていただき、候補となる住宅をいくつか紹介していただきました。
サービスの部分は、どこも大きく違いはなく、金額的には、家賃部分に差が出るようでした。
都心部の地価が高い便利なところは、家賃が高く、
郊外の地価が安いところは、家賃が安いのです。
2か月後にオープンするというところがあり、見学会に行きました。
新しいので、きれいなのはもちろんですが、すぐ隣にショッピングセンターがあり、クリニックや薬局も、クリーニング店も、美容室も、100円ショップもあります。
食事は、無農薬野菜を中心に、季節感のある献立です。
郊外にあるので、家賃も安く、ここなら毎月の支払も何とかなります。
写真を撮って、母に見せたところ、母も乗り気で、ここに決めました。
入居して、掃除と洗濯、入浴の準備と後片付けをヘルパーの方に頼み、
食事は食堂に食べに行き、自分の部屋で、本を読んだりテレビを見たり、母は、安心して暮らしています。
こういった選択肢があることが知れて本当に良かったです。