なるべくなら住み慣れた住まいだったり、知り合いの多い地域で暮らし続けたい、という方が多いことでしょう。
しかし核家族化が一般化していて、少子化の影響で少ない子供に介護の負担を全てさせてしまうのは、自分の人生だけでなく他の周囲のものの人生にも影響を与えてしまいます。
もちろん自宅を中心に、できるだけ介護の余力があれば在宅での暮らしを続けることを選んでもいいでしょう。
ただあまりにも介護度が高くなり、生活に支障をきたすようになってから,やむをえず老人ホームに入らなくてはならないのでは、その後の人生に輝きがなくなってしまいます。
なるべくなら十分に健康状態がいい時に施設に入ることを検討しはじめましょう。
あまり高齢になり、介護度が高くなってからの入居中では新しい暮らしに慣れるのがとても難しくなります。
どうしても新しい暮らしに適応することが難しく、認知症を発症しやすくもなります。
そこでどの段階で施設に入ることを選ぶかを介護事業者も交えて検討するようにしましょう。
希望しても必ずしも空きがすぐにあるとは限りませんから、事前に予約だけでもしておくことも検討しておきましょう。
また自宅で暮らす以上にお金の面のことも考えなければならなくなります。
長期間安心して入居し続けるだけの資金繰りができるかどうかも大きな課題となってきます。
それでも施設に入居をすることで自宅での介護の労力や精神的な緊張から解放されます。
それに加えて健康に暮らしてくれる環境に移ってもらえると、理想的といえます。