私の友達が、老人ホームで働いていた頃、仕事について話をしていたことです。
友達が言うには「仕事がきつい」とのこと。
体力的にではなく、精神的にきついと愚痴をこぼしていました。
お年寄りが好きで、寄り添った介護がしたいと資格を取り、働き始めたのですが、毎日決められた業務をこなすのが精一杯で、業務が終わらないとお年寄りとの話は、無駄話とみられたそうです。
そして、気づいてお年寄りを見てみると、笑顔がなく、まるで能面のような顔だということに気がつき、驚いたそうです。
その施設では、レクリエーションもなく、お年寄りたちは1日中椅子に座ったきりで、食事以外何の楽しみもないと嘆いていました。
友人は、その施設を辞め、デイケアサービスに勤めることになりました。
そのデイケアサービスでは、アットホームな雰囲気で、レクリエーションに力を入れており、お年寄りたちのおしゃべりや笑顔があふれていたそうです。
やはり、何か人のためになって笑顔になる様子が楽しいのか、友達はレクリエーションの内容を提案したりと、前の施設にいた時とは別人のようになりました。
老人ホームや施設は、できれば入居料が少なくと思われている方も多いと思いますが、お年寄りたちの残された人生を、無表情で終わらせるのか、笑顔で終わらせるかが決め手だと感じました。
見学に行かれる時には、お年寄りたちの笑顔があるか、サポートする看護師や介護士の方の笑顔があるか、ぜひ注目していただきたいです。