一般的に老人ホームと言われているのは、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどがあります。
特別介護老人ホームは、介護が必要となった人が自宅介護が無理な場合に入居できる施設です。
また有料老人ホームは、健康な状態でも入居できる施設で、最近は介護が必要となれば介護サービスが受けられる、という介護付き有料老人ホームが増えています。
特別養護老人ホームは、個室か4人部屋かと言った部屋タイプ別に介護度と収入に応じて費用が決まっており、比較的リーズナブルに入居できる為、介護が必要な人の入居希望者が多数いますが、入居待ち状態が続いています。
この状況を考慮し、実際には介護度が重い人から優先入居をさせており、要介護3未満では入居は出来ないのが実態です。
一方の有料老人ホームは、その部屋や付帯サービスなどに応じて、非常にデラックスなものから、比較的リーズナブルなものまで様々ですが、
いくらデラックスな施設であっても介護が必要な状態では意味がなく、
多くの人は元気な間に入居し、優雅な生活を楽しもうと入居されるケースが多いようです。
介護施設の1つとして介護老人保健施設というものがありますが、こちらは介護が必要な人がリハビリなどの訓練を受け、半年から1年で自宅に戻る事を目的とする施設で、老人ホームの様に長く居住する事を前提としていない為、老人ホームとは区別されている施設です。
ただ、病後など介護を受けながらリハビリで自宅に戻る事を目指す人には、こうした介護施設がある事を知っておく事も必要でしょう。
高齢化の時代には、本人や家族はこうした老人ホームや介護施設についての知識や情報を知っておく必要があるのでしょうね。